食べること・飲むことで
期待できる
ヒアルロン酸の効果とは?
ヒアルロン酸と肌の潤いの関係
ヒアルロン酸はわずか1gで2〜6リットルもの水分を蓄えられるといわれている、バツグンの保水力を持っています。そんなヒアルロン酸は目や関節など、体のあらゆるところに存在しますが、特に多いのが皮膚です。体内のヒアルロン酸の約50%が皮膚の中に存在するといわれ、肌の水分量を保つことで、みずみずしさや、しなやかさをつくり出しています。
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肌の内側では、網目状に張り巡らされたコラーゲンがベッドでいうスプリング(骨組み)のような役割を果たして、肌の土台を支えています。ヒアルロン酸はそのすき間をたっぷりの水分で満たし、ぷるぷるとしたクッションのような役割をしています。
このように、肌の水分量を保ち、肌の細胞の弾力性をキープする上で、ヒアルロン酸はとっても大切。コラーゲンのすき間を水を抱えて満たすことで、肌の乾燥を防ぎ、ふっくらとした潤いを生み出しているのです。
ヒアルロン酸Naを経口摂取して
分かった驚きの結果
食品会社であるキユーピーでは、40年以上にわたりヒアルロン酸の研究を続けており、中でも「からだの内側から取り入れる」ことについては、30年以上にわたり研究を続けてきました。まだヒアルロン酸を食べるという認識がほとんどなかった1992年に、「食品用」としての販売をスタート。2015年には肌の区分で日本初となる機能性表示食品(※)の受理を受けるなど、食品会社ならではの視点で、この分野の研究を積み重ねてきました。
研究で使われているのは、私たちが普段「ヒアルロン酸」と呼んでいる成分の、もっともスタンダードな姿である「ヒアルロン酸Na(ナトリウム)」です。この基本のヒアルロン酸Naを摂ることで、私たちの肌や体にどのような変化が生まれるのかを調べたところ、驚きの結果が示されています。
ヒアルロン酸Na摂取は肌の潤いを
アップさせる
乾燥肌に悩む方(アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患ではない健常成人)を対象にした試験では、ヒアルロン酸Naを摂取したグループは、そうでないグループに比べて、「角質層の水分量」が明らかにアップしました。さらに継続して摂ることで、肌の水分保持力を内側からしっかりサポートしてくれることが確認されました。


ヒアルロン酸Na摂取は膝の違和感を
和らげる
一般市民ランナー(日常生活で膝の違和感を経験したことのある健康な成人)を対象にした調査では、ヒアルロン酸Naを12週間経口摂取した方は、摂取しなかった方と比べて、「起床時の膝」「階段を上るときの膝」「普段より長時間もしくは長距離歩行したときの膝」などの7項目の「総点」として、「痛み」「こわばり」「違和感」に改善が見られました。この調査によって、経口摂取されたヒアルロン酸Naは、膝のスムーズな動きをサポートすることが分かりました。

出典:Sugiyama K et.al. Exp Ther Med, 2024 27 (2): 64
このように、肌の潤いに対しても、関節のなめらかさに対しても、経口摂取によるヒアルロン酸の有用性が研究によって明らかになっています。40年以上にわたりヒアルロン酸の研究を続けるキユーピーが、30年以上の歳月をかけて向き合ってきた「食べるヒアルロン酸」の力は、今やさまざまな食品やサプリメントへと広がり、私たちの健やかな毎日を支えています。
食べるヒアルロン酸が肌の潤いを
保持するメカニズム
肌の内側には、ヒアルロン酸やコラーゲンを生み出す「線維芽細胞」という細胞が存在します。いわば「肌の成分を作る潤いの工場」とも呼べる存在ですが、年齢とともにその数は減少し、肌の成分を作る能力も衰えてしまいます。

その事実を裏付けるのが、年齢とともに減少する体内ヒアルロン酸量の推移です。体内ヒアルロン酸量は40代後半を境に減少し、70代では赤ちゃんの時の量のわずか1/4にまで落ち込んでしまいます。このように、加齢によって減少・停滞してしまう線維芽細胞ですが、ヒアルロン酸を経口摂取することで活性化させることができるのです。
食べるヒアルロン酸は加齢で低下する
「自ら潤い、弾む力」を呼び覚ます
サプリメントなどで摂ったヒアルロン酸は体内で吸収された後、血液によって皮膚まで運ばれます。こうして「潤いの工場」である線維芽細胞に届けられたヒアルロン酸は、線維芽細胞が自ら増殖する力を助けるだけでなく、ヒアルロン酸を作る力を活性化させる役割を果たします。

さらに、ヒアルロン酸は、コラーゲン代謝(真皮にあるコラーゲンの分解と合成)を活性化することも最近の研究から分かってきました。
単に外から足りない分を補うだけでなく、年齢とともに衰えがちな「自ら潤い、弾力を生み出す力」そのものを丸ごと底上げする。この「潤いの工場」に長く元気に動いてもらうためには、継続してヒアルロン酸を補うことが大切です。毎日コツコツと食べるヒアルロン酸を摂る習慣を続けて、内側から潤いで満たされていく、しなやかな肌を育てていきましょう。
経口摂取したヒアルロン酸を
届けるポイントは腸内細菌
口から摂ったヒアルロン酸がどのように肌へと届けられるのでしょうか。最近の研究によって、その驚きのルートが解明されました。

実は、高分子(分子が大きい状態)のヒアルロン酸Naは、そのままの形では体に吸収されません。高分子ヒアルロン酸は、胃液や小腸の消化酵素にも負けず、分解も吸収もされずに大腸まで運ばれます。そこでカギを握るのが、大腸に棲む特定の「腸内細菌」です。大腸に届いたヒアルロン酸は、腸内細菌によって分解され、吸収されやすい低分子のサイズへと細かく刻まれます。
このプロセスを経て、ようやくヒアルロン酸が体内に吸収されることが分かったのです。キユーピーは、この分解する役割を担う腸内細菌を特定することにも成功しています。こうして吸収され、巡り巡って皮膚に到達したヒアルロン酸は、肌の潤いの工場である「線維芽細胞」を増殖させ活性化。潤いを守るだけでなく、コラーゲン代謝をサポートすることも明らかになりました。
実際、ヒアルロン酸を12週間継続して経口摂取した試験では、目尻のしわの改善が見られています。このように、食べるヒアルロン酸が腸内細菌によって分解・吸収されて全身に行き渡ることで、肌の若々しさを支えているのです。

(ヒトの皮膚に対する経口ヒアルロン酸(120mg/日)の作用 12週間後のしわ改善の様子)
出典:Hsu TF et.al. Nutrients, 2021, 13: 2220
進化するキユーピーのヒアルロン酸

2026年農芸化学技術賞授賞式の様子
右から、日本農芸化学会会長 上原万里子先生、キユーピー株式会社 金光智行、松岡亮輔
40年以上のヒアルロン酸研究の歴史を持ち、食用についても30年以上の研究を重ねてきたキユーピー。単に「肌を保湿する」という実証にとどまらず、体の中でどう代謝・吸収され、肌にどう作用するのか。その未知だったメカニズムを一つひとつ科学的に解明し、新しい市場を切り拓いてきました。
こうした長年の研究が認められ、2026年3月に「食品用ヒアルロン酸」に関する研究と事業化が、公益社団法人日本農芸化学会の「2026年度農芸化学技術賞」を受賞しました。今後もキユーピーは、確かなエビデンスに基づく美容・健康食品の展開を通して、世界の食と健康に貢献していきます。
(※)届出番号 A4(ヒアロモイスチャー240)
キユーピー株式会社 研究開発本部
松岡亮輔
博士(農学)。1999年、キユーピー株式会社研究所入社。自社素材(酢酸菌、卵黄コリンなど)の機能性表示食品届出および用途拡大に向けた研究に従事。
ヒアルロン酸の分野では、ヒト試験をはじめ、学術業務などを担当。
中国・東南アジアのアカデミアと連携し、現地でのサラダ文化定着に向けた研究・啓発。サラダ・タマゴ・油脂の健康価値探索と啓発。
※監修の情報は、掲載時点のものです
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