食べる・飲むヒアルロン酸
吸収のカギを握るのは腸内環境
「整腸✖ヒアルロン酸」で
肌の効果的な潤いケアを
肌の潤いに欠かせないヒアルロン酸。サプリメントなどで「食べるヒアルロン酸」を取り入れる時、その実力を最大限に引き出すカギは「腸内環境」です。
高分子(分子が大きい状態)の食べるヒアルロン酸は、そのままの形では体に吸収されず、「分解菌」である腸内細菌によって低分子化されることで、はじめて吸収されるようになります。大切なのは、ヒアルロン酸を体内で吸収しやすくしてくれる「分解菌」を増やすこと。腸内環境を整えて腸内細菌の多様性を高めることで、「分解菌」を増やすことができると考えられ、肌に有効な成分をより効率良く吸収できるコンディションが整います。

腸内環境を整えて腸内細菌の多様性を高める方法として、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を摂る、オリゴ糖や食物繊維など善玉菌のエサを摂る、適度な運動を心がけるなどがあります。ある研究によって、腸内細菌の多様性が高く腸内環境が良い人は、色々な種類の食物繊維を摂取していることも分かっています。
食べるヒアルロン酸を摂ることと、腸内環境を整えて腸内細菌の多様性を高めること、この2つのアプローチで、効果的な肌の潤いケアをめざしてみませんか。
腸内細菌の力で
ヒアルロン酸の吸収をアップ
ヒアルロン酸は本来、2つの糖の仲間が長い鎖のように絡まったような大きな分子(高分子)の姿をしています。そのままでは体に吸収されにくいのですが、この吸収を助けてくれるのがヒアルロン酸の「分解菌」として働く腸内細菌です。「分解菌」が鎖を細かく切り離してくれることで、ヒアルロン酸は吸収されやすい低分子のサイズへと姿を変えます。

(ヒアルロン酸の構造)
ヒアルロン酸の「分解菌」を増やす研究はまだ始まったばかりですが、腸内細菌の多様性を高めることが重要だと考えられます。しかし、この腸内細菌の多様性は人によって差があり、同じ人でも体調によって変化してしまいます。腸内細菌の多様性が低いと、せっかく摂ったヒアルロン酸を分解・吸収する力も弱まってしまうことになるかもしれません。吸収されたヒアルロン酸を血液に乗せて全身の隅々まで届けて、肌の潤いを保つためには、「分解菌」をしっかりと増やしてあげることが大切なのです。
腸を整える「野菜×ヒアルロン酸」の
相乗効果の可能性
ヒアルロン酸の分子のつなぎ目を切り、スムーズな吸収をサポートしてくれる「分解菌」。そしてその「分解菌」に影響をおよぼすと考えられる腸内細菌の多様性。ある研究によって、この腸内細菌の多様性が高い人は、「色々な種類の食物繊維を摂取している」ということが分かっています。

つまり、カボチャやブロッコリーなどの色々な野菜を積極的に摂ることは、ヒアルロン酸の「吸収効率」を底上げするための土壌づくりになると考えられます。
腸で効率良く吸収されたヒアルロン酸は、血液に乗って全身の隅々にまで行き渡り、肌の潤いや弾力を生む源となります。良質なヒアルロン酸と、それを活かす可能性を持つ野菜。この相乗効果こそが、肌のケアには欠かせないと考えます。
キユーピー株式会社 研究開発本部
松岡亮輔
博士(農学)。1999年、キユーピー株式会社研究所入社。自社素材(酢酸菌、卵黄コリンなど)の機能性表示食品届出および用途拡大に向けた研究に従事。
ヒアルロン酸の分野では、ヒト試験をはじめ、学術業務などを担当。
中国・東南アジアのアカデミアと連携し、現地でのサラダ文化定着に向けた研究・啓発。サラダ・タマゴ・油脂の健康価値探索と啓発。
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